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海外商談会でビジネス英会話を実践する簡単な極意

ビジネスの現場で出くわす英語

昨今、ビジネスの現場で海外あるいは、外国人とのやりとりがますます増えているのではないでしょうか?

 

そんなとき、必要に迫られて英語を使わなければならないことも、出てきます。

 

しかし相手が何を言っているか分からない。。。

 

そのようなことは、ザラです。

 

ではそんな時にはどうするか?

 

 

 

今回は過日の英文メールのブログに関連して、ビジネス英会話を実践するための簡単な極意を共有させていただきます。 

目次

  • 聞いて分からなければ、聞き返しましょう。
  • 聞き返しても分からないときは相手のメッセージを絞り込ませましょう。
  • 自分の話をさせてくれないときは会話の主導権を握りましょう。
  • 商談会では、サバイバルツールを準備しておけばさらに安心
  • とはいえ、過信は禁物です 
  • まとめ

聞いて分からなければ、聞き返しましょう。

身も蓋もないですが、発言を聞き取れなかった時は、恥ずかしがらずに、相手に何度も聞き返しましょう。

 

勇気を出して、

 

『クッジューリピーティッ(Could you repeat it?)』

 

どうでしょうか?

 

ぶっちゃけた話、相手も日本人である私たちに完璧な英語力を期待していません。

 

肝心なことは、会話の内容がビジネスとして魅力的かどうかです。

 

ことビジネスに限れば、話題は貴社か取引先の商品やサービスに関する内容なので、まずは、相手の発言内容をビジネスの話題と想定して、意識を集中させて話ましょう。

 

いかがでしょう?

 

・・・?

 

・・・それでも相手が何を言っているか分からない。

 

ではどうするか?

聞き返しても分からないときは相手のメッセージを絞り込ませましょう。

商談であることを前提に、勝手に相手が話しているであろうことを想像して、自分の理解を言葉にして伝えます。

 

そして、その理解が正しいか間違っているか、相手にYESかNOで二択で答えさせます。

 

YesかNo以外聞き取れなくてもいいんです。

 

 Q(あなた). ○○○○(価格が問題ですか)?

 A(相手). No. ○○○○....

 Q(あなた). ○○○○(サービスの品質が問題ですか)?

 A(相手). No. ○○○○....

 Q(あなた). ○○○○(サポート内容ですか)?

 A(相手). Yes. ○○○○....

 

相手がYESといえばしめたもの、その内容についてYesかNoをどんどん掘り下げていけば、いずれ相手が知りたい内容、言いたいことにたどり着きます。

 

マシンガンのようにひたすらしゃべり続けるのです。

自分の話をさせてくれないときは会話の主導権を握りましょう。

次に商談の英会話でよくある困りごとは、いつまでたっても相手の話が終わらない場合ではないでしょうか。

 

まずは相手の話を聞きましょうと、私たちは学校教育で、社会に出てからも学びます。

 

しかし異文化の相手には、往々にしてそうした行儀良い姿勢では発言の順番が回ってきません。

 

そんな時は、思い切って相手の話をさえぎりましょう。

 

こちらが会話の主導権を握るのです。

 

もしビジネスのチャンスが存在するのであれば、相手もあなたの話を聞いてくれます。

 

そして『自分はこう思う』という主張や、前述のように『自分はこう理解したがよいか?』という自分軸の発言を畳みかけます。

 

そうすれば相手も否応なく、『いやそれは・・・』とあなたの発言に対する返答をせざるを得なくなるのです。

商談会では、サバイバルツールを準備しておけばさらに安心

海外での商談会や展示会など、英語での商談が見込まれる場合は、事前に話題になりそうなトピックを対訳付きで箇条書きにした手元資料や、想定問答集を準備しておくのがよいでしょう。

 

商談が進みそうな相手が気にすることは、大体決まっているので、会社概要や、製品価格、品質、特徴、規制対応などでしょう。

 

会場で商談相手に資料を開いて見せて、指さしで説明すれば、初対面のやり取りぐらいであれば、大体こなせるはずです。

 

それでも無理なら、後日メールで詳細を教えることすれば、まずはしのげます。

 

 

 

ちなみにこのテクニックは、英語のみならず他の言語での商談においても使える汎用性が高いスキルなので、皆さまのビジネスが今後ますます国際化する中においてもぜひお試しいただくことをお勧めします。

 

とはいえ、過信は禁物です

一方でこうした『習うより慣れよ』的なアプローチは、場数をこなすことで度胸はつきますが、あなたの語彙が増えたり、表現が豊かになるものではありません。

 

したがって、なんの文法的な知識がないまま、変にビジネス慣れしてしまうと、あなたはきっと幼稚な表現のまま初歩的な交渉しか詰め切れない状態に陥ってしまいます。

 

こうしたことを避けるためには、結局は独学なり語学学校に通うなりして、地道に単語力をつけ、文法を習得することが必要になります。

 

語学の学習を、建造物に例えるならば、語彙や文法は土台にも例えられると考えます。基礎がしっかりしていれば、その建造物はより大きく高くそびえることができるのです。

まとめ

語学の習得に近道はありませんが、 大学受験で英語を勉強をしたような方であれば、基礎工事は十分にできているのであとは、商談の前線に出て実践あるのみです。

 

まずは商談で実践して、自信をつけて、そして限界を知りましょう。そのうえで語学の基礎を身につけて、どんどんビジネス英語力をレベルアップさせましょう。

 

皆様のご活躍を心よりお祈り申し上げます。